青物

背の青い回遊魚の総称を指し、一般的には、アジ、カンパチ、ワラサ、サバ、サンマ、イワシ、ブリ、カツオ、マグロなどが該当する。

回遊魚は水温や海水の酸素濃度、餌になるプランクトンや小魚の状況によって海水面ぎりぎりを泳ぐので、捕食者である上空の鳥から身を守るために背中側の色が青っぽくなっているのが呼び名の由来である。
背中の色が青なのは空から見た海が空の色を写して青く見えるためと考えられている。
また、腹側が銀色なのは海中から上を見たときに太陽の光できらきら輝いて見えるのに紛れる保護色と言われている。
海上釣り堀ではカンパチ、ワラサ、ブリなどが一般的に青物と言われており、その引きの強さが人気を集めている。
海上釣り堀で青物がかかった場合、青物コールをするのがマナーで、青物コールは「青です!」と言い周りに青物が掛かったことを知らせる。
青物コールがかかったら同じ生簀で釣りをしている人はオマツリを防ぐため、仕掛けを海面から上げることが同様にマナーとなっている。